トト

　　ふむ…
　　これだけ駆けずり回ったというのに
　　ご主人は見つからんな…


レオン

　　どうしたクソネコ！
　　もう飽きたのか？
　　まだ部屋は残ってるぜ！


トト

　　誰もそんな事は
　　言っておらんわ！


フィール

　　………


アルミラ

　　どうした？　フィール。


フィール

　　いや…
　　助けた子供たち…
　　大丈夫かなって…


アルミラ

　　…そうだな…
　　心配なのは確かだが…

　　一番近くの村までの道は教えたし
　　あとは自力で逃げてもらうしかない。


フィール

　　ああ…
　　無事に家族の所まで
　　帰れればいいけど…


アルミラ

　　…そう言えばフィール。
　　おまえの家族は…？


フィール

　　え？

　　さあ…
　　ものごころついた時には
　　ドロシーとトトの３人だけだったよ。

　　両親はぼくが小さいころに
　　死んだって聞いてる。

　　村のみんなが親代わりになって
　　ぼくたちを育ててくれたんだ。


アルミラ

　　そうか…


フィール

　　急にどうして？


アルミラ

　　…いや…
　　何でもない…


フィール

　　？


トト

　　おい　そこの二人！
　　何をモタモタしておる！


レオン

　　おまえの妹
　　探すんじゃねえのかよ！？


フィール

　　ああ！
　　今行く！


アルミラ

　　………

（戦闘開始）

＜ムービー＞

ジュジュ

　　あらあら　来たのね
　　ノコノコと


ガルム

　　反逆者どもが！


アルミラ

　　ジュジュに……
　　ガルムか……


レオン

　　現役ＯＺがせいぞろいかよ……
　　ヒマだねえ……


フィール

　　ＯＺ……
　　この人たちも……？


ヴィティス

　　ここで待っていれば
　　必ず来ると思っていた


フィール

　　ここ……？

（檻の中にドロシーと子供たちを見つける）

ドロシー

　　お　お兄ちゃん！？


フィール

　　ドロシー！！


ドロシー

　　お兄ちゃん！
　　お兄ちゃーーん！！


少年

　　ほんとだ！
　　フィール兄ちゃんだ！！


少女

　　助けに来てくれたの！？


フィール

　　妹と子供たちを
　　返してくれ……

　　ぼくは……あなたたちと
　　戦いたくなんかない！


ジュジュ

　　あははははっ！
　　なに言ってんの！

　　ヴィティスと戦って生きてる
　　ヤツなんて久しぶりだもん！

　　今度はあたしと
　　遊んでくれなくちゃ！


ガルム

　　不謹慎だぞ小娘
　　これは遊びなどではない！

　　貴様　神命を
　　何と心得るか！


ジュジュ

　　はン！　うるっさいわねー
　　この犬っコロ！

　　やる事は結局
　　一緒じゃないの！


レオン

　　そうそう！　一緒なんだから
　　さっさとやろうぜ！


フィール

　　それしか……
　　ないのか……


少年

　　やれやれーー！
　　フィール兄ちゃん！！

　　そんなヤツら
　　ぶっ飛ばしちまえーー！！


ドロシー

　　お兄ちゃーーん！
　　頑張れーー！！

（エテリアが三人のレクスに集まってくる）

アルミラ

　　これは……


レオン

　　なんだあ？

（ドロシーの悲鳴
　テセラ・ピルムにドロシーと子供たちが攫われる）

フィール

　　ドロシーーーっ！！

（駆け寄ろうとするフィール
　その前にガルムとジュジュが降り立つ）

ヴィティス

　　ジュジュ　ガルム
　　あとは任せた


フィール

　　待て！

　　ドロシーをどこへ
　　連れて行くんだ！？


ヴィティス

　　その少年は
　　神々の子かもしれない

　　できれば捕獲しろ

（立ち去るヴィティス）

ジュジュ

　　はン！

　　できそこないのつくりモノを
　　捕まえてどうするんだか！


フィール

　　つくりモノ……？


ジュジュ

　　あら　あんた
　　知らなかったの？

　　ただの人間がエテリアや
　　レクスを使えるわけないでしょ

　　あんた　神々に造られた
　　人形なのよ！

　　なのに神々に逆らってんだから
　　大したできそこないよね！


アルミラ

　　フィール！
　　たわごとを真に受けるな


レオン

　　シャキッとしろよ
　　ボウズ！

　　こいつらブッ飛ばして
　　妹　追いかけんだろ！？


フィール

　　……ああ！
　　わかった！！

＜ムービー終了＞

（ＢＯＳＳ　ＯＺ/ガルム・ＯＺ/ジュジュ）

《ガルムを倒した場合》
ジュジュ「ふふふ　
　　　　　でかい口叩いたクセに
　　　　　その程度でおしまいなんてね」
ガルム「…っ　やかましいぞ　小娘
　　　　貴様さえ俺の邪魔をしなければ
　　　　このような失態は…！」

《ジュジュを倒した場合》
ガルム「フン　情けない
　　　　ＯＺともあろうものが
　　　　なんだ　そのザマは」
ジュジュ「っ！　うるさいっ！
　　　　　あんたさえジャマしなきゃ
　　　　　こんなことにはならなかったのよ！」

（ジュジュとガルムが消える）

（戦闘終了）

トト

　　ええい！　不甲斐ない！
　　目の前でご主人を
　　かっさらわれるとは！

　　フィール！
　　何とか言わんか！


フィール

　　………


レオン

　　ボウズ…？


フィール

　　え？
　　あ　ああ…


アルミラ

　　フィール…

　　ジュジュが言った事なら気にするな。
　　あれは彼女の勝手な思い込みだ。


フィール

　　い　いや　別に
　　そうじゃないんだ…


アルミラ

　　………


トト

　　で　奴等　ご主人を
　　どこへ連れて行きおったのだ？


レオン

　　へっ！
　　こっから先って言やあ
　　もう一つしかねえだろ。


アルミラ

　　テオロギアの中…だな。


レオン

　　よーし！
　　やっと神々のフトコロに
　　殴り込めるってわけだ！


＜選択肢１　→　アルミラ＋１＞

「アルミラは…いいのか？」


アルミラ

　　ん？
　　どういう意味だ？


フィール

　　だって…アルミラは
　　神々の追っ手から身を守るために
　　ぼくたちと一緒に来たんだろう？

　　テオロギアまで行ったら
　　その神々の手の中に
　　戻る事になるんじゃ…？


アルミラ

　　…まったく
　　おまえは…

　　こんな時に私の心配など
　　しなくてもいい。

　　それよりも
　　この先の事を考えろ。

　　テオロギア内部の全貌は
　　私やレオンにもわからん。
　　心してかかれ。

＜選択肢２　→　レオン＋１＞

「ありがとう…レオン。」


レオン

　　あぁ？
　　何だよ　あらたまって。


フィール

　　本当は真っ直ぐテオロギアへ
　　行きたかったんだろう？

　　それなのに
　　ドロシー探すのを
　　手伝ってくれたから…


レオン

　　…礼はまだ　はえぇよ。
　　妹　取り戻してからにしな。


フィール

　　レオン…


レオン

　　それよりな！
　　テオロギアん中は本気で危ねえぞ。
　　しっかり根性すえとけよ！

フィール

　　あ…ああ！